～電子カルテデータを自動でチェックし、審査工数削減と品質標準化を実現～

　当社の連結子会社である株式会社スカラコミュニケーションズ（以下：スカラコミュニケーションズ）は、牛の総合診療サポートサービス「U-メディカルサポート」を提供するデザミス株式会社（以下：デザミス）と農業共済組合（NOSAI）の保険審査業務の効率化に特化した『U-カルテチェック』の提供を開始したことをお知らせいたします。

新サービス提供の背景

　現在、多くの農業共済組合で電子カルテシステム等を活用し、診療履歴等のデジタル化・DX化は着実に進行しています。
その一方で、家畜共済の保険審査業務においては、いまだに大きな課題が存在しています。
提出されたカルテの内容を審査する際、「疾病」「稟告（病状の訴え）」「投薬」といった煩雑な記載情報の整合性確認が、人間の目視と手作業に大きく依存しており、これが「審査工数の肥大化」と「審査品質の属人化」を常態化させています。

このような業務課題に対応するため、スカラコミュニケーションズとデザミスは共同でサービス開発に着手しました。既に一部の農業共済組合や獣医師に提供している『U-メディカルサポート（牛の総合診療サポートツール）』の運用を通じて得た知見を結集し、「手作業による整合性チェック工数の削減」と「審査品質の標準化」の実現を目指した新サービス『U-カルテチェック』を開発し、提供を開始いたしました。

※U-メディカルサポート：サービス概要　https://u-medicalsupport.com/

U-カルテチェックについて

　『U-カルテチェック』は、農業共済組合に提出されたカルテデータ（疾病名、稟告、投薬情報など）の内容整合性をシステムが自動でチェックすることで、審査担当者の確認工数を劇的に削減し、審査業務の標準化・効率化を支援するサービスです。

サービス概要

サービス詳細（補足）

● 機能： 農業共済組合へ提出されたカルテの「疾病」「稟告」「投薬」等の記載内容を自動で突合し、整合性の不備や規定外の記載を抽出します。
● 価値： 従来の目視による二重チェック工数を削減し、審査担当者の業務を「専門的判断」に集中できる環境を実現します。

今後の展望

　今後も農業共済組合の職員様及び獣医師の業務効率化を目指し、継続して以下の機能検討・開発を行ってまいります。

● 対応するカルテフォーマットの拡張
現在、本サービスは、特定の電子カルテフォーマットに限定して提供しておりますが、今後は各農業共済組合で利用されている他フォーマットや、紙カルテをデータ化するOCR（画像認識）技術などを活用した対応も視野に入れ、さらなる業務効率化を支援します。

● 獣医師向けカルテ作成支援
獣医師にて作成するカルテデータに対して、提出前の段階で記載漏れや矛盾の修正を促す機能開発の検討を行います。これにより、獣医師側の手戻り工数も大幅に削減され、結果として家畜共済事業全体の審査品質標準化の推進に貢献してまいります。

※本リリースに記載されているサービス内容、料金、仕様等は予告なしに変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

各企業概要

■ 株式会社スカラコミュニケーションズ
代表者：代表取締役　新田 英明
本社所在地：東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ32F
URL：https://scala-com.jp/

■ デザミス株式会社
代表者：代表取締役　清家 浩二
本社所在地：東京都江東区青海2-7-4 the SOHO417
URL：https://www.desamis.co.jp/

お問い合わせ先

株式会社スカラコミュニケーションズ
エンタープライズセールスコンサルティング部（担当：能重、大谷）
Email：info_u-medicalsupport@scala-com.jp

デザミス株式会社
広報担当：今、菊池
電話：03-6380-7239　Email：pr-r@desamis.co.jp